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人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

山崎 ナオコーラ

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2009年10月読了
映画版「ひとセク」が大好き!という話をしていたら、会社の先輩がプレゼントしてくれました。
映画とはだいぶ違うこと覚悟で読んだのだけど、ひさびさにきゅんとなったぁぁぁ!
恋をしたときの理屈じゃないかんじが、どうということもない日常の中に切なくなるほど繊細に綴られていて、ドキドキしました。
映画のみるめくんは、おにゃのこの恋。小説のみるめくんは、少年の恋。
どっちも、人を全身全霊で好きになる瞬間ってこんなに切ないのか。こんなにキラキラして見えるのか。と感じさせてくれました。そしてそんな時間はうんと短いんだよね。あぁ、心臓がきゅっとなる。

「恋をしてみると、形に好みなどないことがわかる。好きになると、その形に心が食い込む。そこにある形に、俺の心が食い込むのだ」
この一文に、私の心も食い込みました。
大好きです☆

読書ステータス

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