レビュー

zooko012
2013年11月読了
「未来少年コナン」「カリオストロ城」等の作画監督である大塚康生の自叙伝、というか、宮崎・高畑等と東映時代を友にした同時代証言集である。Amazonで評判がよかったので購入したが、ジブリの「仕事道楽」等と比して、一般人には、難しいし歯ごたえがありすぎ、「痛快」を期待する者には不向き。ただ、アニメの基本は、静画を動かすということにあることがたくさんのラフ画とともに実証されている点、アメリカアニメとの比較論等、興味深い記述もある。しかし、前職がなぜか麻薬取締官であるところは凄い。