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骨の記憶 (文春文庫)

骨の記憶 (文春文庫)

楡 周平

4
3人が登録
1件のレビュー

この本について

東北の没落した旧家で、末期癌の夫に尽くす妻の清枝。ある日そこに五十一年前に失踪した父親の頭蓋骨が宅配便で届く。差出人は集団就職で町を出た翌年、火事で死んだはずの同級生・長沢一郎だった。「骨」に込められた思いと秘密とは?高度成長期の昭和を舞台に描かれる、成功と喪失、そして復讐と因果の物語。

みんなの評価

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レビュー

たむ
たむ
2012年1月読了
もっとミステリー色が強い話かと思ったら、前半は農村を舞台にした伝記もののようで、後半は完全にサクセスストーリーだった。
前半部分がとくによかった。
昭和初期の農村が舞台なうえ、貧乏な家の息子が主役なため、読んでいて苦しい気持ちになるシーンが多い。
それでもいい話に出会えたと思えた。
プラスの感情だけを引き起こすのが優れた本じゃないって改めて確認した感じだ。

読書ステータス

読了 3人

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