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容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

東野 圭吾

4.5
212人が登録
13件のレビュー

この本について

単行本刊行時のミステリベスト1と各賞を総なめにした名作。運命の数式、命がけの純愛が生んだ犯罪。福山雅治主演のガリレオシリーズ

みんなの評価

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レビュー

Nobu
Nobu
2011年6月読了
なんか、泣けた。
iria
iria
2011年6月読了
石神
「私のことはすべてわすれてください。貴女が幸せにならなければ、私の行為はすべて無断になるのですから」
これほど不快愛情にこれまで出会ったことがなかった。この世に存在感することさえ知らなかった。
すばるば
すばるば
2011年7月読了
最後、予想外の展開で面白かった!
かおる
かおる
2011年11月読了
石神の不器用で深い愛情に心打たれた。しかし、切ない。
Cutieハニ丸
Cutieハニ丸
2012年1月読了
感動した✨トリックがすごすぎる
Hideki
Hideki
2012年1月読了
最後の最後までトリックが分からなかった。素晴らしい。
おじぃ
おじぃ
2012年4月読了
まぁ読みやすいけど、オチが普通やからなぁ。
あおみ
あおみ
2013年5月読了
やはり素晴らしい作品だった。
これはガリレオシリーズの名作ではあるが、これまでのガリレオシリーズとは内容が異なる。従来のはオカルト現象のようなものが事件に少なからず関わっており、それを物理学准教授の湯川学が解き、事件の全体像が浮かび上がる、というものだった。
本作にオカルト現象はない。
だからこそなのか、登場人物の性格、思考が詳らかに語られ、事件の複雑さもこれまで以上に増し、一つの優れた作品となっている。

石神が成したことは正しいことではない。しかし、彼にはこうするしかなかった。
愛の言葉を伝えることも、彼女に正義を教えることも彼にはできなかった。
ただただ、花岡母娘への感謝の気持ちとして殺人隠匿、ならびに殺人の罪を背負ったのだ。
これは「愛」なのか、「恩」なのか。

湯川のこれまで見せなかった苦しく寂しい表情。決して悲しいだけでなく、世に1人しか存在しない好敵手を失った虚無感、そしてそれはもう決して覆ることも覆すこともできないという虚無感。
事件というパズルのピースが全てはまったとき彼はさぞ辛かっただろう。

また、それは石神も同じだ。
緻密に考えた計画は成功したが、彼が惚れた女性の優しさには敵わなかった。ラストで靖子が警察へ自首にきたときの石神の感情は計り知れない。
自分の身を滅ぼしてまで必死に守ってきた。そして守り抜いたと思った。
でも来てしまった。

この作品で浮かばれる人間はいない。
これは悲しい事実であるとともに、殺人というこれ以上ない罪の大きさを物語っている。
人が一人死ぬということはこれ程までに周囲の人間を巻き込み、暗闇に陥れるのだ。

石神の考えた、盲点をつくトリックに気付けたものはいないだろう。
殺人を隠すための殺人。

何とも悲しい物語だった。

本作を読んだ人には是非、映画を見て欲しい。
小説以上に感情が揺さぶられること、間違いなしだと思う。
ミクメロ
ミクメロ
2012年3月読了
間違いない!東野圭吾でも本当にオススメ出来る。ラストは何度見ても涙が止まらない。こんなにも人を愛することが出来るのか考えさせられた。ガリレオシリーズ大好き!映画もとても良かった。
lilicoffee
lilicoffee
2012年4月読了
人の想いの深さに背筋がぞくっとして、涙がこぼれそうになった。
どんな完璧なロジックも積み上げるのは人だから。感情なんていう、揺れ動く脆いものの上に立っているから。
いろいろ…胸がいっぱいです。

読書ステータス

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