みんなの評価
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レビュー

キューバ革命の英雄であるチェ・ゲバラの青春時代の逸話を題材とした話。友人とバイクで南米縦断旅行をする中で南米の現状や問題に触れて、タイトルにあるように英雄が覚醒する様を描きたいらしい。ゲバラ自身のモーターサイクル南米旅行日記を原作としてモーターサイクル・ダイアリーズと言う映画が作られている有名な逸話だ。話の中では、バナナの収穫をする所が気に入った。一緒に旅をした友人は活動家と言う設定に変えており、最後の場面での出来事を通してチェの覚醒を促すと言う流れだが、全く理解不能で無思慮な行動になっており、物語としても残念な結果となっている。一つ一つの逸話は十分魅力的なので、つくづく残念である。チェ・ゲバラは続きがあるようなので、次回作に期待したい。
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