みんなの評価
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4
3
2
1
レビュー

zooko012
2015年5月読了
「トヨトミ」や「しゅららぼん」は正直つまらん、これまでの作風の焼き直しに「もう終わりかな」と思ってたのだけど、本書は、これを打ち破るまさに著者渾身の極めて骨太な一冊。忍者リストラ時代に生まれ、伊賀を追い出され、ひょうたん栽培家(?)となったプー太郎忍者「風太郎」。そんな風太郎が、ひょうたん神を助け助けられつつ、大阪城落城の中で忍者として一定の役割を果たしていく。。いやいや恐れ入りました。隅から隅まで面白く、すっとぼけた筆致に笑いながらも、最期は胸がいっぱいになりました。やはり、池上永一と並んで今後も読んでいきます。
読書ステータス
読了
13人