この本について
地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく...ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語―ネビュラ賞を受賞したデビュー作「バビロンの塔」ほか、本邦初訳を含む八篇を収録する傑作集。
みんなの評価
4
5
4
3
2
1
レビュー
「“正しい”解釈というものはなく、どちらも等しく妥当といえる。けれども同時に両方を見ることはだれにもできない」
8本の短編集。表題はそのうちの1本。母が娘の人生の思い出を振り返る物語。運命論的な展開を思わせる叙述で、宇宙人の言語解読、出会いと別れを重層的に書いている。
全体的にキリスト教的な観念を理解した上で読んだ方がいいSF作品集だと感じられるので、日本人には前提と鳴る宗教的素養が少し足りないことが多そうなので、解釈が難しい部分も多いのではないでしょうか?例えば、旧約聖書での神の振る舞いとその意味解釈とか。そういう部分を知るために読むというのはアリかもしれない。
ほかにもバースコントロールとか、ラベリング論とかをSFで展開してる作品が並んでいる。物語展開は悪くないので、そこら辺は、まずまずといった感触だった。
8本の短編集。表題はそのうちの1本。母が娘の人生の思い出を振り返る物語。運命論的な展開を思わせる叙述で、宇宙人の言語解読、出会いと別れを重層的に書いている。
全体的にキリスト教的な観念を理解した上で読んだ方がいいSF作品集だと感じられるので、日本人には前提と鳴る宗教的素養が少し足りないことが多そうなので、解釈が難しい部分も多いのではないでしょうか?例えば、旧約聖書での神の振る舞いとその意味解釈とか。そういう部分を知るために読むというのはアリかもしれない。
ほかにもバースコントロールとか、ラベリング論とかをSFで展開してる作品が並んでいる。物語展開は悪くないので、そこら辺は、まずまずといった感触だった。
読書ステータス
読書中
1人
読了
7人
読みたい
3人