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たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

ジェイムズ,ジュニア ティプトリー

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レビュー

机龍之介
机龍之介
2010年9月読了
 「“これがたったひとつの冴えたやりかた”-彼はその言葉を残して救出作戦にでかけ、そこで命をおとした」
 短編集で3本話がある。異星人が地球人を研究するために、図書館で順番に1本ずつ、本を借りてる設定。このうち、2本が異星人と地球人のファーストコンタクトの物語で、地球人の特徴を描き出している作品だ。
 この作品では、地球人の特徴を冒険心と自己犠牲の精神に富んだ種族と描いている。そして、比較的平和を愛する種族であるとも。もちろん、例外が多数いるが、相対としては善性のがまさっていると定義されている。そうあって欲しいと私も願うところであるが、真実は分からないというのが正直な気持ち。
 その点では希望を持たせてくれる、内容が少し哀しい出来事を含んだとしても、そういう作品だと評価できる。

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