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唐人お吉―幕末外交秘史 (中公新書 94)

吉田 常吉

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レビュー

miyan
miyan
2016年3月読了
いつの時代も、弱き存在というのは
犠牲を払うことになりがちです。

お吉の場合は決してハリスに
そういう気があって人身御供になったわけではありませんでした。
本当の意味での「看護をする人」を彼は求めていたのです。

しかし、残念なことに
彼女はそちらの方面で
差し出されることとなります。

後半ではそういった関係でおきることとなる
最悪の事態についての言及があります。
そう、外国の人との子供ができた場合です。
今でこそ、防げる手段はありますが
その当時は防ぐ手段がなかったのです。

ただし、救いがあったのは
子供の扱いが自由になったことでしょうか。

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