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風の丘 (新潮クレスト・ブックス)

風の丘 (新潮クレスト・ブックス)

カルミネ アバーテ

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この本について

イタリア半島最南端、赤い花の咲き乱れる丘に根を下ろして暮らすアルクーリ家の人々。ときに横暴な地主に、ファシズム政権に、悪質な開発業者に脅かされながらも、彼らは風の吹きすさぶ丘での暮らしを誇り高く守り続ける。その丘には、古代遺跡のロマンと一族の秘密が埋もれていた―。イタリアの権威ある文学賞、カンピエッロ賞受賞作

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レビュー

Yoo
Yoo
2015年9月読了
イタリア文学ってどんなものなのかと思って読んでみたが、次はどつなるのかと、グイグイ引き込まれた。南イタリアの田舎町で、マフィアやファシズムに立ち向かい、丘を守って生きる一族の物語。割と平坦な平和な話かと思ったら、さにあらず。平和な暮らしが突然暗転したり、気を許せない。もう少しうまく立ち回れば良いのにと思ってしまう。そんな所が感情移入できるところなのだと思う。

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