みんなの評価
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レビュー

zooko012
2017年9月読了
自分とは全く異なる能力を持ち、生活している人に関心がある。そこで話題になった本書。まさに、副題どおり、「天才たちのカオスな日常」が描かれており興味深いのであるが、印象的なのは、音楽と美術で全くタイプが異なること。天才とはいえ、エリート然とし、保守的な印象の付きまとう音楽選考に対し、まさに、自由で混沌ごったまぜの美術専攻。その中でも、天真爛漫な油に比し、金属工芸系の「美術なんか進むつもりはなかったのだけど、でも、気が付くとここにいるんですよね」系の屈託など、差が生じるのが面白い。しかし、才能一つで生きていく覚悟を決めた彼らの生きざまはなんだかんだいってひたすら眩しい。
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