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消えさりゆく物語

消えさりゆく物語

北 杜夫

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レビュー

Yoo
Yoo
2012年12月読了
久しぶりに読んだ北杜夫の本。一編を除いては、主人公は老人で、エッセイなんだか小説なんだか判然とし難い。大枠としては、現実から突然別の世界にスリップしてしまい、不思議な体験をすると言う筋立て。氏が躁鬱病だったことを考えると、現実にこんな感じだったのではと思ってしまう。駿馬では敗戦間近のドイツで、馬に乗ってベルリンへ逃げた婦人の話に影響を受けて同じ様な体験をする。馬に乗ったことがないので、共感するのは難しい。少年が主人公のみずうみでも同じ様に馬が登場する。乗馬は、氏にとって特別思い入れのあるものだったのだろうか。

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