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いつかX橋で

いつかX橋で

熊谷 達也

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1件のレビュー

この本について

土屋祐輔は、貧しいながらも大学進学を夢見て勉強に励む学生だった。しかし、空襲で一夜にして母と妹、父が残した家を失ってしまう。仙台駅北のX橋付近で靴磨きを始めた祐輔は、特攻隊の生き残り「特攻くずれ」の彰太と出会う。戦争がなければ出会うはずのなかった二人は、しかし互いにとってかけがえのない存在となっていく。パンパン・ガール、GI、愚連隊、人々で賑わう闇市―終戦直後の仙台で、絶望から必死で這い上がろうとした少年たち力強さを謳う青春長篇。

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2015年3月読了
感想を書くのがとてつもなく失礼に思えてくる作品です。
戦後の混乱…何もかも失い糧を得る場をなくした
女性たちを己が蕾を愛していない人たちへと
ささげねばなりませんでした。

主人公は靴磨きが縁でであった二人の少年。
片方はまじめな青年。
そしてもう片方は乱暴ものだけれども
心はものすごく優しい青年。

だけれども戦後の混乱は
彼ら二人に過酷な運命を
突きつけていたのです。

蛇足ですが、最後は
少し設定を変えるとある悲しい事件の
当事者を思い出してしまいます。
そう、それは祐輔たちが一番望まなかった
「出自」ゆえの差別で起こった犯罪です。

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