
レビュー

zooko012
2014年8月読了
子どものときに読んで非常に印象深かった本の一冊である。ジブリで映画化されたので再読。子どものときはそのゴシックホラー的な要素に惹かれたが、〇十年経過しての再読では、周囲に心を閉ざし攻撃的になる主人公のアンナが心をひらいていく様、馴染もうとしないアンナに振り回される大人たちの心の痛みがデリケートに描かれているところに、惹かれ、涙。良書である。あとがきを読んで、同じく子どものときの愛読書で雰囲気の違う「くまのパディントン」の同じ著者だと知ってビックリ。
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読書ステータス
読了
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