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模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

宮部 みゆき

4.7
34人が登録
1件のレビュー

この本について

真犯人Xは生きている―。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた―。真犯人は一体誰なのか?あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い余韻を残して遂に閉幕。

みんなの評価

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レビュー

ちひろ
ちひろ 2012年1月読了
1985年「グリコ・森永事件」、1997年「酒鬼薔薇聖斗事件」など実際にあった事件に着想を得、現代の愉快犯による犯罪を描いた作品。
青年二人が女性を次々に拉致監禁し、暴力をふるっていたぶり殺害する。警察やテレビ局や遺族に電話をして
犯人が世間に存在をアピールすることを目的としたいわゆる【劇場型犯罪】についての作者の思いが込められているように感じた。


読書ステータス

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