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残虐記 (新潮文庫)

残虐記 (新潮文庫)

桐野 夏生

2.8
22人が登録
2件のレビュー

この本について

自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して、作家が消えた。黒く汚れた男の爪、饐えた臭い、含んだ水の鉄錆の味。性と暴力の気配が満ちる密室で、少女が夜毎に育てた毒の夢と男の欲望とが交錯する。誰にも明かされない真実をめぐって少女に注がれた隠微な視線、幾重にも重なり合った虚構と現実の姿を、独創的なリアリズムを駆使して描出した傑作長編。柴田錬三郎賞受賞作。

みんなの評価

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レビュー

浩太郎
浩太郎
2011年11月読了
こんなに歪んだ形もありだと思う。量は多くないからすぐ読み終わるけど、ずっしりきた。
naoxnao
naoxnao
2012年6月読了
子供誘拐、拉致の話なので、読んでて気分が悪くなりました。でも、現実にもあるかもしれないので受け止めます。

読書ステータス

読書中 1人
読了 20人

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