
レビュー

zooko012
2015年7月読了
「木村政彦は~」の著者増田俊成によるスポーツノンフィクションの傑作アンソロジー。流石増田俊成。所収の10編は、いずれも間違いなく傑作ぞろいである。一方で、個人的に違和感のある編があったことも事実である。瀬古の鬼コーチぶりを語った「オリンピックに嫌われた男」、王監督の解任の過程を語った「スーパースターの涙」など。その共通点を探してみると、どうも、自分は、スポーツの①集団性、②政治性、③師弟関係的なものに、馴染めないものを感じているようだ。だから、これとは真逆の将棋や棋士のエッセイを好んで読んでしまうのか、、、と、認識してしまった。
なお、10編のうち、「江夏の21球」(傑作)と「超二流と呼ばれた柔道家」が既読。最も印象的だったのは、「遥かなる祝祭。ー吉村禎章の軌跡。ー」。これは、単に自分が野球に興味のあったごく一時期(2年ほど)吉村のファンだったことによるものである。
なお、10編のうち、「江夏の21球」(傑作)と「超二流と呼ばれた柔道家」が既読。最も印象的だったのは、「遥かなる祝祭。ー吉村禎章の軌跡。ー」。これは、単に自分が野球に興味のあったごく一時期(2年ほど)吉村のファンだったことによるものである。
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