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行人 (新潮文庫)

行人 (新潮文庫)

夏目 漱石

12人が登録
1件のレビュー

この本について

学問だけを生きがいとしている一郎は、妻に理解されないばかりでなく両親や親族からも敬遠されている。孤独に苦しみながらも、我を棄てることができない彼は、妻を愛しながらも、妻を信じることができず、弟・二郎に対する妻の愛情を疑い、弟に自分の妻とひと晩よそで泊まってくれとまで頼む...。「他の心」をつかめなくなった人間の寂寞とした姿を追究して『こころ』につながる作品。

レビュー

にゃん
にゃん 2011年9月読了
自分は已むを得ず特殊な問題を一般的に崩してしまった。p.321
頭が良くて考えすぎてしまう一郎。それに巻き込まれる二郎。三沢、精神病の娘さん、大阪の岡田夫妻、直、お重、貞、Hさん

読書ステータス

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