
この本について
「古寺めぐり」の楽しみはここから。持って歩けるシリーズ第3弾!「身は高野、心は東寺に納めおく」とご詠歌にあるように、弘法大師空海は高野山を修験の場、東寺を実践の場と考え、平安京南端のこの地を密教の根本道場として10年余過ごす。五重塔や、立体曼荼羅の講堂等が立ち並ぶ伽藍空間は、空海が曼荼羅を手本につくりあげた巨大な密教宇宙なのだ。それから1200年、東寺は“弘法さん”と親しまれると同時に平安京創建当初の姿をとどめる唯一の存在である。東寺の見どころを深く知る、わかりやすい一冊。