レビュー

zooko012
2013年6月読了
とても面白い。若冲など江戸絵画の世界的コレクターであるプライス(「日本美術応援団の山下がインタビュワー)のインタビューとコレクション紹介である。オクラホマの若者が、ふと骨董店で出会った絵に惹かれたことがきっかけで、興味の赴くまま買い集めていたら、たまたまそれが、場所がどこにあるかもわからない(!)日本の江戸時代の美術だったと。その頃若冲や江戸美術に興味を持つのはそのアメリカ人の若者しかいなかったので、ざくざく買えたと。そして、日本でたまたまた観光ガイド兼通訳をしてくれた日本女性と結婚し、世界的なコレクターに。。江戸美術に対するプライスの真摯な愛情が感じられる好著であり、こちらも読んでいて幸せになる。プライス夫妻が復興支援のために東北で開催した「若冲がきてくれました」展に行ってみたくなった。とりあえず、アマゾンでも評判のよい図録購入を決定。
この本を読んでいる人(1人)
読書ステータス
読了
1人