この本について
下町の老舗古書店“東京バンドワゴン”に舞い込む古本と謎を、四世代のワケあり大家族・堀田家が家訓に従い解決する。ページが増える百物語の和とじ本、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本...。不可思議な事件に潜む「あの人の想い」とは?笑いと涙の下町ラブ&ピース小説、待望の第5弾。
みんなの評価
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4
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1
レビュー
《東京バンドワゴン》第5作目。今回は我南人があの超世界的有名バンドとワールドツアーなんて話もあってスゴイ展開になっている。「病気でいつもの声なんか出なくても、誰かに届けって思って、LOVEを思いっきり込めて歌えばそれだけでいいんじゃないの?それでいいんじゃないの?」という孫の研人の言葉に、自分も歌を歌っている関係から、ぐっと来て胸が熱くなった。もっとも、気持ちを込めるためには技術も必要であることは言うまでもないが、研人君も将来いいミュージシャンになるだろうなと思った。余談だが、ビートルズは好きではないので一度も歌ったことがないのだが、この本を読んで“ALL MY LOVING”を歌ってみるかなと。
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読書ステータス
読了
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