みんなの評価
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4
3
2
1
レビュー

読み進むにつれ美しいシーンが思い浮かんできて、アフリカで光と風といのちを感じてみたくなってきます。
「鳥はね。風を抱いているんだ。」ものすごく気障なセリフを最後はさらりと受け入れることができてしまうエンターテイメント。2人の女性がひとりの自由で信念に生きる男性を愛する葛藤。広大なアフリカを舞台にもっともっと深く広くドロドロに切ないお話が出来そうだけど、そんな俗人的な欲望に抗うかのように瑞々しくて上品な後味を残してくれる不思議な魅力を放ってます。魂を揺さぶるような強烈なパワーはないけど、一気に夢中で読めてしまうきれいなラブストーリーです。
後年の「翼」を執筆するイマジネーションの原型になったのかなぁと思える要素も出てきます。
「鳥はね。風を抱いているんだ。」ものすごく気障なセリフを最後はさらりと受け入れることができてしまうエンターテイメント。2人の女性がひとりの自由で信念に生きる男性を愛する葛藤。広大なアフリカを舞台にもっともっと深く広くドロドロに切ないお話が出来そうだけど、そんな俗人的な欲望に抗うかのように瑞々しくて上品な後味を残してくれる不思議な魅力を放ってます。魂を揺さぶるような強烈なパワーはないけど、一気に夢中で読めてしまうきれいなラブストーリーです。
後年の「翼」を執筆するイマジネーションの原型になったのかなぁと思える要素も出てきます。
この本を読んでいる人(8人)
読書ステータス
読書中
1人
読了
6人