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富士山噴火 (集英社文庫)

富士山噴火 (集英社文庫)

高嶋 哲夫

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1件のレビュー

この本について

元陸上自衛隊の新居見は3年前の南海トラフ大地震で妻と息子を失った。生き残った娘とは絶縁状態だ。ある日、この国が経験したこともないような巨大災害―富士山噴火が近いという情報を旧友の記者から得る。大地が震え、大量の噴石が降り注ぐ中、人々を待ち受ける運命とは。新居見は今度こそ、愛する人を救えるのか!?日本壊滅の危機を、そして父と娘の絆の再生を描く感動の災害エンタメ!

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レビュー

Yoo
Yoo
2018年3月読了
南海トラフの地震が起こり、首都直下地震が起こり、最後に富士山が噴火すると言う話。御殿場市のある老人福祉施設の責任者で、元自衛隊員の主人公を軸に話が展開される。国や気象庁は駄目で、若い研究者が有益な情報を発表し、主人公とその周囲の人達が懸命に対応していく姿が描かれている。展開はスピーディーで、ぐいぐい読ませる。ただ、シリーズを通して展開がパターン化してきているのは否めず、先が読める場面もあった。ただ、さいがいものなので、凄惨な悲劇で終わるのはやはり辛く、このような展開が無難なのだろう。主人公を国や気象庁の人にしたら、また違った視点で物語を綴れるのではと思った。

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