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レビュー

都内で3件の連続殺人があり、それぞれの現場に次の犯行を仄めかす暗号が残されていた。3つ目の暗号から、次の犯行がその高級ホテルだと知り、警察官が潜入捜査としてホテルマンになりきることに。
受付を担当するの刑事の指導係として、他人にも自分にも厳しい女性がつくことに。2人ペアでの日常の様々なお客さま対応を通して、当初相入れなかった2人も、互いを尊重するようになる。
話の真相としては、3つの連続殺人は全くの無関係で、4つ目が犯人が本当に行いたかった犯行。その無関係であるはずの事件に関連性を持たせたのが暗号。そしてさらに4つ目の犯行を完璧に成し遂げるために、ホテルで行われた結婚式に警察の目を向けるよう仕向け、犯人は本当の目的であるホテルの従業員=刑事の指導係と怪しまれずに2人になれる状況を作り上げるというもの。
最後の最後まで犯人もわからず、引き込まれる展開だった。加えて、登場人物が各々の仕事に対するプロ意識を持ち、遺憾なく発揮している様が描かれており、お客さま、といったものを考えるきっかけにもなった。
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