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八月十五日に吹く風 (講談社文庫)

八月十五日に吹く風 (講談社文庫)

松岡 圭祐

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この本について

1943年、北の最果て・キスカ島―忘れられた救出劇。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く歴史スペクタクル。

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レビュー

yuchan
yuchan
2018年3月読了
8月15日というと1945年の終戦の話かと思ったら違った。終戦2年前1943年のことで北のキスカ島に残された5000人余りの日本軍を救出する話だった。第二次大戦の日本軍は上の無謀な計画の元「天皇万歳」と玉砕する軍人、集団自決する婦女子。命を粗末にする組織ばかりかと思っていたらこんなすばらしい指導者もいたんだ。陸海軍が協力して現地への暗号電報をうち、救出に使う軍艦の煙突の塗装、天気をよんで一番いいタイミングでの上陸。救出が来ると信じて待っていた軍人の素早い行動。すばらしかった。これが史実だということで胸が熱くなった。

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