この本について
何かに夢中だった、すべての人へ贈る青春小説 「最高だ」 ――直線をかっとんでいく感覚。このスピードの爽快感。身体が飛ぶんだ......。 少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが、単純に、尊いのだ。 「そういうレースがあるよね。きっと誰にも。一生に一回......みたいな」 今年いちばんの陸上青春小説、第2巻! 第28回吉川英治文学新人賞受賞 2007年本屋大賞受賞