ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

三上延

4.8

16人が登録

1件のレビュー

みんなの評価

4.8

3件

1件

0件

レビュー

yuchan

2017年6月読了

今回は太宰治の稀覯本を巡って書かれた長編。第６編。過去にさかのぼってロマネスクの会とはなにか、田中嘉雄との関係はなにか、栞子の祖父である篠川聖司や、以前彼が働いていた古書店の久我山家の人々、さらには五浦の祖母とまで話がつながる。研ぎ澄まされた自尊心の持ち主だった太宰は、生活能力のない自分、言い訳のできない失敗を繰り返す自分への絶望をかかえていた。「自身モテ生きヨ　生キトシ生クルモノ　スベテ　コレ　罪ノ子ナレバ」また太宰を読みたくなってきた。

この読書記録を詳しく見る →

この本を読んでいる人（16人）

くにき

読了

りょうすけ

読了

ぬいぐるみ

読了

ryokuenimai

読了

blsk

読了

Tetsuya_Senang

読了

Latir

読了

koh_21

読了

kitachi_taka3

読了

えみ

読了

yuyuyuyumippe

読了

他4人

読書ステータス

読了 15人

読みたい 1人