この本について
自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが―。第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
みんなの評価
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レビュー

sfxvi
2017年9月読了
野﨑まどのデビュー作。まだ拙い部分を感じさせる作品ではあるが世界観は出来上がっていたのだなと感心させられる。最原最早は彼の作品に一貫して描かれるモチーフと言うか野﨑まど世界に現れた精神的に異形の存在として君臨している。そう感じさせる。
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