
この本について
財界の大物エドモンドは、ボスニアへ向かった孫が消息を絶ったと聞かされる。行方調査を開始して数年、あるセルビア人に虐殺されたと判明するや、エドモンドは第二次大戦時の戦友、ルーカス上院議員に一本の電話を入れた。2001年、弁護士デクスターは模型雑誌に、自分への仕事依頼の広告を見つけた。ベトナムで最も過酷な戦闘を潜り抜け、退役後、弁護士として活躍していたデクスターは、ある事件を境に、“アヴェンジャー”というコードネームで「人狩り」の裏稼業もやっていた。今回の依頼は、ボスニアで孫を殺した犯人を捜してほしい、というものだった...。世界中に潜伏する凶悪犯を捜し出し、司法に引き渡す「人狩り」を裏稼業とするベトナム帰還兵。この「戦争の申し子」が世界を“あの日”へと突き落とす。
読書ステータス
読了
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