この本について
本当の“幽霊部員”が見えてしまったために俺は、末代まで祟られるハメになった―。幽霊たちの祟りの罠にはまり“心霊研”に入部することになった俺は、超スピードで疾走する“老婆走”の騎手に。パートナーは幽霊のお岩。気持ちが合わなくてはレースには勝てない!?決死の特訓、意外なライバル、幽霊と妖怪たちの怪しいレースを切り抜けろ!恋とババアのデッドヒート、スタート!第12回学園小説大賞“大賞”受賞。
みんなの評価
5
5
4
3
2
1
レビュー
とりあえずだまされたと思って読んでみてほしいな!
ヒロインが幽霊で一緒にターボババアに乗ってレースっていう奇想ぶり、この発想がいい。
イロモノ、ネタモノかと思ったらそうでもなく、話の骨子はすごくよくできてる。挫折して、成長して、ライバルと戦って、打ち解ける、という、まさしく王道プロセスなんだけど、題材がこれなので、新鮮な気持ちですいすい読めた。
逆に言えば、このしっかりした骨子が、この奇想を支えているとも言えるかな。
ヒロインのお岩さんをはじめとして、キャラクターの造形はよい感じ。特に著者本人がデザイン起こして描いてるだけあって、文章とのマッチ具合がいい。
こういうの珍しい話なんだけど、でも上手くなかったら問題外。で、これはじゃあどうだったかというと、カラー口絵の漫画に関してはふつうに上手い。
小学館で漫画も描いてる人なんで、ぜひ漫画も読みたいですね。モノクロ一枚絵は、一枚の絵でばーんと見せるのはまだ慣れてないかなーという感じも、ありますが、どうだろ。たんにスケジュールの兼ね合いっていう気もするなぁ。
全体的にギャグ線高いんだけど、インテリなネタもいくつか出てきて、すごくさらっと書いてるので「あれ、いまの気づかない人もいるんじゃ」という懸念はなくもない。
でももしかするとそういう自覚はあるかもしれない。
そのへんを踏まえてあえてあんまりマニアック過ぎないように抑えてるかな、というか。もうちょっと踏み込んだ話も、できそうなものだし。
ひさしぶりに大笑いさせていただきました。ぜひ二巻以降続いてほしい。
ちょっとばっかし説明不足だったり文が「走り」すぎてる感があるけど、それを差し引いても★5個つけときます。
ヒロインが幽霊で一緒にターボババアに乗ってレースっていう奇想ぶり、この発想がいい。
イロモノ、ネタモノかと思ったらそうでもなく、話の骨子はすごくよくできてる。挫折して、成長して、ライバルと戦って、打ち解ける、という、まさしく王道プロセスなんだけど、題材がこれなので、新鮮な気持ちですいすい読めた。
逆に言えば、このしっかりした骨子が、この奇想を支えているとも言えるかな。
ヒロインのお岩さんをはじめとして、キャラクターの造形はよい感じ。特に著者本人がデザイン起こして描いてるだけあって、文章とのマッチ具合がいい。
こういうの珍しい話なんだけど、でも上手くなかったら問題外。で、これはじゃあどうだったかというと、カラー口絵の漫画に関してはふつうに上手い。
小学館で漫画も描いてる人なんで、ぜひ漫画も読みたいですね。モノクロ一枚絵は、一枚の絵でばーんと見せるのはまだ慣れてないかなーという感じも、ありますが、どうだろ。たんにスケジュールの兼ね合いっていう気もするなぁ。
全体的にギャグ線高いんだけど、インテリなネタもいくつか出てきて、すごくさらっと書いてるので「あれ、いまの気づかない人もいるんじゃ」という懸念はなくもない。
でももしかするとそういう自覚はあるかもしれない。
そのへんを踏まえてあえてあんまりマニアック過ぎないように抑えてるかな、というか。もうちょっと踏み込んだ話も、できそうなものだし。
ひさしぶりに大笑いさせていただきました。ぜひ二巻以降続いてほしい。
ちょっとばっかし説明不足だったり文が「走り」すぎてる感があるけど、それを差し引いても★5個つけときます。
この本を読んでいる人(4人)
読書ステータス
読了
3人
読みたい
1人