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平家〈4〉 (角川文庫)

平家〈4〉 (角川文庫)

池宮 彰一郎

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こうともぱぱ
こうともぱぱ 2011年12月読了
歳を重ねると色々な人に出会う。人の功を自分のものとしようとする梶原景時。一ノ谷の合戦の義経の鵯越えを自分の実績として、後鳥羽法皇へ報告する姿は現実にもありがちな事。
壇ノ浦の決戦の前、平教盛は「わしは相国とは十歳違い、幼児の頃より
相国の羽交いの下に育ち、その栄達をこの眼で見、相国の子のそちたちの栄華の姿を見てきた。今、平家はすいぼの極に達し、兄経盛の子らと同様、わしの子教経も一ノ谷の戦いで失い、諸行無常を肌で知る、人として生れ育ち、見るべきものは悉く見たのだ、せめて最期は潔く果てたいと思うのみである」

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