メニュー
総長への道〈前篇〉 (角川文庫―リバイバルコレクションエンタテインメントベスト20)

総長への道〈前篇〉 (角川文庫―リバイバルコレクションエンタテインメントベスト20)

藤原 審爾

5
1人が登録
1件のレビュー

この本について

激動の昭和初期。急速に発達する資本主義の波にのまれ、やくざは一介の暴力団と化しつつあった。そのなかにあって前田一家の代貸・不動は、昔ながらの仁義を貫き通す男のなかの男として名をあげていた。「あんな男になりてえなあ...」不動にあこがれる造酒屋の若旦那・信次郎は、一人の博徒を殺し、極道の世界に足を踏み入れるが...。「男とは何か」を現代に問う、任侠小説の白眉。

みんなの評価

5
5
1件
4
0件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

miyan
miyan
2014年8月読了
著者の作品はとても久しぶり。
ひとりの男が、女との争いの弾みで
人を殺してしまったがゆえに
やくざものとなる物語。

ただし、彼はそんなにやくざしているわけではなくて
むしろ頭の冴える男。
ただし、運が悪かったゆえに
その道を歩んだのみ。

いけ好かない十郎をどうとっちめてくれるかが楽しみ。

この本を読んでいる人(1人)

読書ステータス

読了 1人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します