メニュー
微睡みの海 (単行本)

微睡みの海 (単行本)

熊谷 達也

4
2人が登録

この本について

2010年春、東北の港町・仙河海市の美術館で働く笑子は、半ば眠ったように平穏な生活を送っていた。副館長、菅原との情事だけが、平和な日常の句読点―しかし、昔勤務していた中学の教え子、祐樹との再会が笑子を長い眠りから覚ます。年上と年下、ふたりの男性との激しい性愛に身を投じ、ゆるやかに自分を壊してゆく笑子。交錯する三人の思いとは何の関係もなく、四季は美しく巡ってゆく―ように見えたが、ついに「その日」がやってくる―東北在住の直木賞作家が描く2010‐2011、北の港町。3・11を目前に、生命を燃やし求め合う男女三人、肉体の純愛小説。

みんなの評価

4
5
0件
4
1件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

まだレビューが投稿されていません

この本を読んでいる人(2人)

読書ステータス

読了 2人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します