レビュー

zooko012
2012年5月読了
棒銀万歳!加藤一二三である。ひふみんが闘った名人11名の印象が綴られる。実際に闘った者としての実感には迫力があり、興味深い。ただ、何と言っても、一番印象的だったのは、「あの棋士も、あの棋士も、棒銀だったら勝てたのに。大山も倒せたのに!」との熱烈な棒銀賛歌部分である。後書きもなぜか棒銀礼賛から始まる。棒銀に対する信頼・愛情が凄まじくて笑ってしまう。なお、ひふみんは、羽生のことが大好きなのだな、としみじみ感じた。