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過ぎ去りし王国の城

過ぎ去りし王国の城

宮部 みゆき

3.3
6人が登録
1件のレビュー

この本について

早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことからヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。友だちの少ない真は、同じくハブられ女子で美術部員の珠美にアバターを依頼、ともに冒険するうち、パクさんという大人と出会い、塔の中にひとりの少女が閉じこめられていることを発見する。それが十年前のとある失踪事件に関連していることを知った三人は、ある計画を立てる...。「今」を引き受けて必死に生きるすべての人へ―心にしみこむ祈りの物語。

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レビュー

Yoo
Yoo
2016年12月読了
絵に描いた城の中への冒険の書。不幸な中年と中3生、普通の中3生の主人公が絵に描いた城を舞台に繰り広げるお話。絵の中に入り込むと言うのは理解できるが、絵の作者には何の関わりも無いCGからも同じ世界に入り込めると言うのは、納得がいかない。とは言え、先が気になって、一気に読んでしまった。最後は皆少しずつ成長して終わると言うのは、お約束だ。

読書ステータス

読了 6人

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