レビュー
yuchan
2023年8月読了
読者が物語の種を投稿し、それを元にして作者が小説を書いた短編集。全体的にほっこりでき、阪急電車、県庁おもてなし課、植物図鑑、図書館戦争などが出てきてにんまり。中でも「清く正しく美しく」がよかった。見習いの時給のまま雇われていた店員さんの無茶振り店長へのかわし方がうまい。「Mr.ブルー」「恥ずかしくて見れない」は宝塚に全く興味ないわたしも楽しめた。それぞれの話に種と著者からのひとことが書かれてあってよくわかった。「コロナ禍の気晴らし。そろそろ何とかなるといいよね、届け、どこかに。」爽やかな有川さんらしい。
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