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ありえないほどうるさいオルゴール店

ありえないほどうるさいオルゴール店

瀧羽麻子

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レビュー

yuchan
yuchan
2020年4月読了
耳が聞こえすぎるオルゴール店主が客の心の音楽を聴きとりオルゴールにするという北国の観光地、たぶん小樽を舞台にしてほっこり進む連作短編集。「よりみち」で耳の聞こえない息子の話には胸が詰まってしまった。「はなうた」の恋人たち、「おそろい」のバンドの4人組、「ふるさと」の母親、「バイエル」のピアノの上手な少女の未来は明るいかな。「おさきに」では老夫婦の思い出を絡め、オルゴール店主と隣のコーヒー店のウエイトレスの明るい未来をほのめかして、廃線路と桜の情景が浮かんではんなりおわるところがこの作家らしい。

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