この本について
横浜市消防局湊消防署に勤める任官二年目の女性消防士、高柳蘭。中区内では、二ヶ月間で四十二件もの火災が発生していた。そのうちの十六件は半径一・五キロ圏内に集中し、火災原因も明らかになっていないことから、警察は事件性を疑う。火災原因調査員の木場は、根拠の薄いことから「事件」との見方に慎重になるが、ある人物の存在に気づき...。一方、民家の消火に当たった浜方隊は、殉職者を出してしまう。それを機に蘭に異変が起こって...。『このミス』大賞シリーズ。
読書ステータス
読了
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