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文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

ジャレド・ダイアモンド

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1件のレビュー

この本について

江戸時代の日本では、乱伐により荒廃した森林環境が徳川幕府の長期視点に立つ育林政策によって再生し、持続可能な森林管理が実現された。問題解決に成功した社会と失敗した社会の違いはどこにあるか。現代中国やオーストラリアの惨状を分析しつつ、崩壊の危機を乗り越える道の可能性を探る。歴史において個別の社会で発生した勃興・隆盛・崩壊のパターンは、グローバル化した現代ではまさに全地球規模での危機へと拡大しつつある。資源問題、環境問題、人口問題に政治闘争や経済格差の問題も含んで、崩壊への因子はより複雑化している。だが著者は悲観的ではない。観念論ではなく過去の教訓から学んだきわめて現実的かつ建設的な処方箋を提示する。世界を見る眼が変わる力作だ。

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レビュー

emnavy
emnavy
2013年1月読了
下巻の後半は現代社会の問題を扱っている分、何処かで読んだ事のあるような内容になってしまったのが残念。賛同出来ないというわけではないけど、銃病原菌鉄の時に感じたような圧倒的な興奮には今ひとつ薄かったかな。その分、読み進むスピードも鈍った。

読書ステータス

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