この本について
王家の世継ぎアン王女のヨーロッパ親善旅行の最後の訪問地は、永遠の都ローマ。19歳の王女の愛くるしい微笑みは、見る者すべてを虜にした。けれども本当は、王女はすっかり退屈していた。こんな毎日、なんてつまらないの。わたしだって、パジャマを着て眠ったり、カフェでお茶を飲んだり、ベスパをふたり乗りしたいのに...!かくして王女は夜のローマの街へと抜け出した。地図も、お財布も持たずに...。銀幕の妖精オードリー・ヘプバーンの記念すべきデビュー作を完全小説化。
読書ステータス
読了
1人