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まだ「ファイナンス理論」を使いますか?―MBA依存症が企業価値を壊す

まだ「ファイナンス理論」を使いますか?―MBA依存症が企業価値を壊す

手島 直樹

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fumise
fumise
2014年2月読了




全般的に普通の内容
賞賛されるファイナンス戦略(バークシャーハザウェイ)
•うまく負債を活用
•買収で価値を創出(株式交換ではなく、現金で買収)
•積極的な自社株買い

でもいいのは、無借金経営、買収しない、余剰現金があれば配当等をする

企業価値を創造する方法
•多額の余剰流動性、最小限の短期債務、さまざまなビジネスが生み出す収益とキャッシュ
•持続可能性な競争優位性をもたらすビジネスの堀を深める
•収益現在源を買収し、育成する
•優秀な人材を増やし、育成する

減配および無配による株価への影響を回避するために、配当は最悪のケースでも支払える額におさえて数年に1度若干増配する。それでも余剰現金があれば自社株買いする

優秀な経営者は自律自省ができる人(丹羽宇一郎)

台数や収益という本来結果であるものが目的となってしまい、技術や生産、工場などもっといいクルマをつくるために必死になる人たちまでも数字に縛られるようになった(トヨタ )
→短期主義の弊害

Google
四半期や通期で業績を平準化することはない
長期トレンドを議論することはあるが、業績予想開示を提供する予定はない
短期目標に気を取られる経営陣は、30分おきに体重計に乗るダイエット中の人と同じくらい無意味


IPO直後は業績予想開示する。その後、トレンドを出せたのち、業績がいいときに業績予想開示を中止する
→短期主義ではなくするために
確実な業績予想を出す(保守的に)

投資家向けのストーリー
•現状
•将来像
•どこを強化する
•必要な能力はなにか
•能力はこう育てる
•できなかったらやめる

上場企業のストックオプション制度はやらない
報酬は長期パフォーマンスに対して支払う
キャッシュフローの改善が第一

FCF=営業利益(1ー実効税率)+減価償却費ー設備投資額ー運転資金増加額

資金調達の順番(ペッキングオーダー)
内部留保→銀行借入→普通社債→転換社債→公募増資

何もないゼロのなかから、どうあるべきかという問題を探すのが重役の役目。日常業務を片付けるのは部長以下の仕事。
藤沢武夫氏





















































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