
この本について
地球温暖化、世界各国でのミドルクラスの急激な勃興、急速な人口増加が一気に重なったいま、この地球はきわめて不安定な時代に突入しようとしている。エネルギー供給は逼迫し、原油価格は高騰、産油国の独裁政権はオイルマネーで潤う一方、基本的生活に必要な電力すら入手できないエネルギー貧困層が生まれる。中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、生物多様性を喪失させ、後戻りできない“破滅”に地球を放り込む...。再生可能エネルギーへ転換し、石油依存から脱却しつつ経済成長と豊かさを享受するという大きな試練に、国家と企業はどう立ち向かうべきなのか。産業革命の前後で世界が一変したように、“グリーン革命”の前後で世界の支配者は入れ替わる。人類が経験したことのない新時代を行き抜くための知恵。ピュリツァー賞を3度受賞した名ジャーナリストが「フラット化」の先を描いた全米大ベストセラー。
みんなの評価
4.5
5
4
3
2
1
レビュー
上下巻合わせて読み終えるのにえらく時間が掛かってしまいました。
フラット化する世界のトーマスフリードマン氏による新作。って三月に出てたのね。
背景にある考え方は前作と通ずるものがあります。だって、原題が「Hot, Flat, and Crowded」ですし。
自分自身としてもここ数年、更に言えば向こう数十年で環境ってシャレにならないことになると思うんですけどね。でも、こう言う議論でどうしても出てくるのは「まー、自分が生きている間は大丈夫でしょー」的な意見。あと、「これまで先進国がさんざん公害をまき散らしておいて、今更環境問題とか言うな!(後進国)」とか。これはホント難しいと思います。
いずれにしても、すでに「すぐそこにある危機」だと思うんですけどね。
そう言うことをひしひしと感じさせる一冊。て、感じさせるだけじゃなくて、こうなっていけば良いのでは?と提案もあります。個人的には、エネルギー・インターネットってあってもいいのかなーと思ったり。
フラット化する世界のトーマスフリードマン氏による新作。って三月に出てたのね。
背景にある考え方は前作と通ずるものがあります。だって、原題が「Hot, Flat, and Crowded」ですし。
自分自身としてもここ数年、更に言えば向こう数十年で環境ってシャレにならないことになると思うんですけどね。でも、こう言う議論でどうしても出てくるのは「まー、自分が生きている間は大丈夫でしょー」的な意見。あと、「これまで先進国がさんざん公害をまき散らしておいて、今更環境問題とか言うな!(後進国)」とか。これはホント難しいと思います。
いずれにしても、すでに「すぐそこにある危機」だと思うんですけどね。
そう言うことをひしひしと感じさせる一冊。て、感じさせるだけじゃなくて、こうなっていけば良いのでは?と提案もあります。個人的には、エネルギー・インターネットってあってもいいのかなーと思ったり。