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MM9 (創元SF文庫 )

MM9 (創元SF文庫 )

山本 弘

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この本について

地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団“特異生物対策部”、略して“気特対”が、昼夜を問わず駆けまわっている。多種多様な怪獣たちの出現予測に正体の特定、そして自衛隊と連携するべく直接現場で作戦行動を執る。世論の非難を浴びることもたびたびで、誰かがやらなければならないこととはいえ、過酷で割に合わない任務だ。それぞれの職能を活かし、相次ぐ難局に立ち向かう気特対部員たちの活躍を描く、本格SF+怪獣小説!

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レビュー

机龍之介
机龍之介
2010年8月読了
 「人間原理の宇宙においては、因果律は過去に向かっても波及する」
 オタクがオタク向けに書いた古今東西の怪獣作品のオマージュ小説。ギリシア神話とか記紀とか聖書とかクトゥルー神話とかウルトラマンとか・・・全部を繋いで平行世界で怪獣小説。ついでに、今ある我々の世界がこの小説の平行世界の続きかもしれないんだよっていう仕掛けもいれておく。その証左が世界中の怪獣映画とかウルトラマンみたいな作品なんだ!というと、卵が先か、鶏が先かとなるように仕掛けられてる。それなりのエンターテイメント。昔の古き良き、脳みそを空っぽにしてコーラ片手に楽しむハリウッド映画みたいだった。

読書ステータス

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