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ぼくらは下町探険隊 (ちくま文庫)

ぼくらは下町探険隊 (ちくま文庫)

なぎら 健壱

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この本について

第一部は、東京都江東区木場の小学校五年生、東川壮一君が、1990年の木場から佃、築地、浅草、日暮里、隅田川、門前仲町...などの下町を探険して歩いた記録。第二部は、それから11年後、なぎら健壱による、さらに変わりゆく下町の、歴史と現在を再探訪する旅。子供向けに書かれた「ぼくらは下町たんけん隊」に、書き下ろしの第二部と写真を大幅に増補した、なぎら健壱の下町歩き決定版。

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2010年10月読了
駄菓子屋とか行ってたなーと言うのが一番の印象。挿絵入りでおもちゃやお菓子が説明されているのにはグッと来ました。銀玉鉄砲とかたまごボーロー麩菓子とか。

前半小説仕立て、後半は前半の内容をなぞるエッセイと言う構成です。東京下町を巡る旅。

歴史にもいろいろと触れています。明暦の大火や都電銀座線の廃止、東京オリンピックでBG(Business Girl)からOL(Office Lady)に変わったとか、深川祭で橋が落ちる惨事があった等々。

その他ヘーとなることもいくつか:
・隅田川と荒川は繋がっている。と言うより荒川の下流が隅田川。
・木賃宿は薪の代金で泊まれることから

挿絵もいい味出していますが、随所に挟まれる写真群にもノスタルジー(ってその場にいた訳ではないですけど)をかき立てられたのでした。

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