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兵隊三日 捕虜三年 (新人物文庫)

兵隊三日 捕虜三年 (新人物文庫)

門奈 鷹一郎

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この本について

一九四五年(昭和二十)八月十三日。ソ連軍の満州侵攻が激しさを増すなか、少年軍属として飛行場設営に従事していた十七歳の畑半二にも、臨時招集令が下った。厳しい規律の軍隊社会のなかで、右も左もわからないまま三日で終戦。そのままシベリア行きの貨車に載せられ、終わりの見えない抑留の日々を送ることになる。極寒の地で少年を待ち受けていたものは、飢え、精神の崩壊、日本人同士の醜い争い。極限状態におかれた人間の本質を通して、少年は次第に戦争とはなにか、人間とはなにかを考えるようになる。シベリア抑留の壮絶な実態と少年の成長を描く、書きおろしノンフィクション。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2009年7月読了
まさしく、タイトル通りの本。

終戦三日前に徴兵された畑氏が三年もの間のシベリア抑留の中で体験したモノコトがまとめられた一冊。

軍国主義から共産主義、なんつーか、いろんな主義主張があるのは分かりますが、それに翻弄される人々はたまったもんじゃないなーと言うのがこちらを読んでの感想。

当然、食べ物や制裁などに苦しんだ人々の様子にはうっとなりますが。

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