メニュー
人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

山崎 ナオコーラ

5
18人が登録
1件のレビュー

この本について

19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた...美術専門学校の講師・ユリと過ごした日々を、みずみずしく描く、せつなさ100%の恋愛小説。「思わず嫉妬したくなる程の才能」など、選考委員に絶賛された第41回文藝賞受賞作/芥川賞候補作。短篇「虫歯と優しさ」を併録。

みんなの評価

5
5
1件
4
0件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2009年10月読了
映画版「ひとセク」が大好き!という話をしていたら、会社の先輩がプレゼントしてくれました。
映画とはだいぶ違うこと覚悟で読んだのだけど、ひさびさにきゅんとなったぁぁぁ!
恋をしたときの理屈じゃないかんじが、どうということもない日常の中に切なくなるほど繊細に綴られていて、ドキドキしました。
映画のみるめくんは、おにゃのこの恋。小説のみるめくんは、少年の恋。
どっちも、人を全身全霊で好きになる瞬間ってこんなに切ないのか。こんなにキラキラして見えるのか。と感じさせてくれました。そしてそんな時間はうんと短いんだよね。あぁ、心臓がきゅっとなる。

「恋をしてみると、形に好みなどないことがわかる。好きになると、その形に心が食い込む。そこにある形に、俺の心が食い込むのだ」
この一文に、私の心も食い込みました。
大好きです☆

読書ステータス

読了 16人
読みたい 2人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します