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怖い絵

怖い絵

中野 京子

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19人が登録
1件のレビュー

この本について

一見幸せな家族『グラハム家の子どもたち』...けれど、この絵の完成後?スポットライトを浴びるドガの『踊り子』...じつは、この時代のバレリーナは?キューピッドのキスを受ける豊満な裸体『愛の寓意』...でもほんとは、このふたり?名画に塗り込められた恐怖の物語。心の底からゾッとする名画の見方、教えます。

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レビュー

るる
るる
2012年12月読了
これまでは、なんとなく絵を眺め、ぱっと見の見た目が良い、美しい作品しか好きではないと思ってきたけれど、絵は人間を描くもの。人間の闇の部分から目を背けることはできない。ある意味衝撃的な絵も、見ていて癒されなくても、心にずしんと残ることには違いがない。
目を覆いたくなるような悲惨な絵も人間の一面を表したにすぎない。逆に、誰が見ても美しいと思う絵の背景には、近親婚の呪縛から逃れられない一族の悲哀など、決して美しくない現実があったりする。
当時の歴史、文化、宗教を少しインプットするだけで、これほど絵を見た時の感じ方が違うとは。

読書ステータス

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