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しらない町

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鏑木 蓮

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1件のレビュー

この本について

故郷の島根を離れ、映画監督を夢見る青年、門川誠一。今は大阪でアパート管理のバイトで生活をしていた。ある日、亡くなった独り暮らしの老人、帯屋史朗の遺品を整理していた時、誠一は部屋で8ミリフィルムを見つける。映っていたのは―行商のため重いリヤカーで集落へと向かいながら、優しくほほ笑む女性の姿だった。帯屋老人はなぜこのフィルムを大切に保管していたのだろう。誠一はドキュメントを撮ることを決め、映像が撮られた場所とゆかりの人たちを訪ねてゆく...。独居老人の遺品の8ミリフィルムに導かれた青年がめぐりあう、戦争という時代、ありし日の故郷、人と人との絆の物語。

みんなの評価

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レビュー

くーさん
くーさん
2011年12月読了
地味な話なのに、どんどん読み進む。登場人物の魅力、主人公の誠実さがとても上手く書けていてとても感動した。本屋さんもこういう本をもっと宣伝すればいいのに・・

この本を読んでいる人(1人)

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