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スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

ジョン ル・カレ

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2件のレビュー

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レビュー

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2012年5月読了
「人間性の保護の為に非人間的になるのだ」「あれも孤独な魂の持ち主だったのだ」などシリーズを端的に表す名セリフが多い。前半で貯めた情報が動き出す様は爽快。でもワクワクしたテンションのままクライマックスにいくわけではなく案外淡々と苦い結末。TTSSもそうだったかもしれない。
家族や恋人同士の親愛の情を踏みにじってまですることか、と思うようなやるせない結末。結局リジーに対してスパイである己を捨てきれないジェリーも複雑。読後感は苦いけど不思議と充実感があるのがルカレなのかもしれない

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