この本について
一六六五年、ロンドンが悪疫(ペスト)に襲われた。逃れえない死の恐怖に翻弄された人々は死臭たちこめる街で、神に祈りを捧げ、生きのびる術を模索した。事実の圧倒的な迫力に作者自身が引きこまれつつ書き上げた本篇の凄まじさは、読む者を慄然とせしめ、最後の淡々とした喜びの描写が深い感動を呼ぶ。極限状況下におかれた人間たちを描き、カミュの『ペスト』よりも現代的と評される傑作。
みんなの評価
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5
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2
1
レビュー
ロビンソンクルーソーの著者だったんですね。
つか、ロンドンを襲ったペストの猛威が淡々と綴られています。
当時のロンドンを流血の地(アケルダマ)と称してしまうくらいの惨状。
インチキ魔術師やインチキ医者がはびこり(まさに香具師)、家自体が封鎖されたり、田舎に逃げるものの誰にも受け入れられずのたれ死んでいったり、一家全滅したところに押し入る泥棒がいたり、愛する人の死に面して、病気に冒されていないにも関わらず命を落としたり、子供を看病する親が病気に冒されたり(その逆もまた然り)、まさしくカオスな状況。
一方でロンドン市長を始め、この惨状を食い止めようとした人々がいたのも事実。これも人間の複雑性なのかなー。
ペスト - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%B9%E3%83%88
つか、ロンドンを襲ったペストの猛威が淡々と綴られています。
当時のロンドンを流血の地(アケルダマ)と称してしまうくらいの惨状。
インチキ魔術師やインチキ医者がはびこり(まさに香具師)、家自体が封鎖されたり、田舎に逃げるものの誰にも受け入れられずのたれ死んでいったり、一家全滅したところに押し入る泥棒がいたり、愛する人の死に面して、病気に冒されていないにも関わらず命を落としたり、子供を看病する親が病気に冒されたり(その逆もまた然り)、まさしくカオスな状況。
一方でロンドン市長を始め、この惨状を食い止めようとした人々がいたのも事実。これも人間の複雑性なのかなー。
ペスト - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%B9%E3%83%88
この本を読んでいる人(2人)
読書ステータス
読了
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